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大事な人と場所

大事な人と場所

毎日があっという間。
今日は私が中学/高校生だった頃に仲がよかったゆんちゃんの話を書こうと思うんです。
ですがまあとりあえず、全裸祭をさぼりまくってる言い訳から始めたいと思います。

とまる、転職するってよ

今の会社で気づけば6年。
「事務職って楽そう」のイメージで入社して、全然楽しないままあっという間に三十路を迎えてました。

そんな会社を辞めるのは、「実家を出て一人暮らしをする」って感覚です。
居心地良い職場も、気を許せる仲間達がいる環境も、この先手に入るかどうかわからないけども、ちょっと踏み出してみようと思いました。

転職先はかねてよりお誘いいただいていた会社。
「早く来て」と言い続けていただき、いつの間にか自然とその会社に行く事になるんだろうって思ってました。
クッソ迷いに迷ったけどね。
とにかくメンバーが大好きだからな。
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先日jsを教え始めて2ヶ月くらいのS女史が二次元配列のループ書いてて感動しすぎて吐瀉るかと思った。

かなりの日数の有給を捨てる形になるけども、「最後まで1つでも多く学びたい」って言ってくれるメンバーが居るから超幸せ。
自慢です。えへ。

そんなこんなで今現在転職に向けてのツメコミ技術指導と営業ツール制作、の上で別会社別事業のPRを同時進行してて脳と時間が追っ付いておりません。

つーわけで全裸祭できてない。さーせん。
でも私にとって一番大事なのは金銭を目的としない制作だって思ってる。

お金を稼ぐためには冒険的な事もアホもやらんからね。
自己成長には肩の力抜いてやれるくだらない事が必要なんだと思うんです。

つまり全裸祭超大事。マジ大事。

クリエイティブ一本の人マジ尊敬

たまに制作屋さんとして副業してる時があるんですけど、クリエイティブの時間の読めなさって凄いと思うんですよね。

制作物って不正解はあれど確たる正解ってないじゃないですか。
クライアントが納得するモノを作れば正解なんだけど、小出しに弾を放つ以外にその正解の確かめようもなく。

なんかまるで酒の席で「なんか面白い事言ってよ」って言われたみたいな感覚に陥る。
自分のネタ帳ひっくり返して一発キメ弾当てにいってもウケるかどうかなんて相手のハート次第じゃないですか。

相手の意図を組んで意匠を作るのはある種コミュニケーション能力がモノを言う部分ではありますが、言葉で意図のすり合わせするなんてオーダーする側もヒアリングする側もプロである必要があると思うんです。
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意図に添えなければリテイクするしかなく、その仕事にあたる時間も2倍3倍。
発注書で修正の費用を明示してようが1契約の単価は単価。
1件の仕事でかかる時間って全然読めなくて、それは私がまだまだ未熟ゆえかもしれないけども。

見捨てた友人

制作物の孫請けはクライアントの要望と元請けの要望両方満たさないといけないのでリテイクが嵩みやすいんですよね。   
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先月これに近い感じでデスクに向かってる時間が長かった。
そして今現在人生で一番運動しているので非常に寝つきが良いんです。

データ送付をしてPC落とすと同時に自分もシャットダウン。
9時間位眠りについて懐かしい友人の夢をみた。

ゆんちゃんとの出会い

ピカピカの中学一年生。
受験戦争も終わって楽しい学生生活を迎えるはずだった。

はずだったが、私は厨二病ならぬ小二病だった。
ヒーローになりたかった。
いや今も全然変わってないんですけどね。

お昼休みの時に一人で本を読みながらご飯食べてる子がいたんです。
ヒーロー志望一年生の私は思った。
「お友達になろう」

でも距離感を間違えまくってた。
いきなり自分の机をその子の机にくっつけて
「ご飯食べよー!!」
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今ならわかるよ。
パーソナルスペース侵略されんのかなりウザいっすよね。

それでも日に日に仲良くなってって。
つけたあだ名が「ゆんちゃん」

通学片道一時間以上かかる中学校だったため家の近い友達って殆どいなくて。
偶然ゆんちゃんとは同じ路線、登下校するのも寄り道するのもゆんちゃんと一緒。

ゆんちゃんは私の偏りきった趣味にいつも付き合ってくれて。
アニメ・ゲーム・音楽、全部「これ良いよ」って言ったものは試してくれたんです。
ゆんちゃん家に行ってしたり顔でサイトもどき作ったり。
思い返すと当時の自分ほんっっとーにウザいヤツなんですけどね。

ゆんちゃんの元気がない

二年まではゆんちゃんと同じクラスだったから、なんだかんだずっと一緒に居た。
きっと身勝手な私に沢山の我慢をさせながらだっただろうけど。

三年ではクラスが離れて、クラスが同じだった頃ほど遊ばなくなってって。

クラスで仲良くできないって、当時の自分にとっては滅茶苦茶怖い事だったんですよね。
私の通っていた中学校は明確なヒエラルキーがあって、皆と同じでなければ存在する事自体が罪みたいな感覚で。
だからクラスの違う人と一緒に居過ぎちゃダメなんだと思ってた。

最低でしょ、ヒーロー志望のキョロ充。
大丈夫、ちゃんと書くの嫌になってる。

三年になって半年くらい経った頃かな。
たまたま下校が一緒になったゆんちゃんから
「脚先が痛くて病院に通ってる」
「色々診てもらったけど異常がなくて心因性かもって」
って聞かされた。

私は白々しい「大丈夫?」を言いながら、ちゃんと心配してあげられてなかったと思う。
暫く経って「入院になった」と告げられて、見舞いに行った。
そこで入院してる理由すらも知らないままに、マイペース全開でくっちゃべったり絵を描いたりしてた。

ゆんちゃんはすぐに退院したけども学校も休みがちになり、薄情ヒーローのせいでどんどん距離は離れてった。

エスカレーターで高校進学

大学附属の中高一貫校に通っていたので当たり前のように同じ高校への進学を決めた。
高校入学の前日、私自身ちょっとした手術を受けなければならない状況で病院にいた。

経過観察のために一日入院する事を薦められたが、高校の入学式をサボるなんてキョロ充にはできなかった。

高校から外部入試で入ってくる生徒が全体の半数、入学式に出なければ浮いた存在になってみんなは既に仲良くなってて爪弾きにされて…みたいな悪い妄想で頭グルグルさせて高校初日、見慣れた校舎に向かった。

学校に着くと中学2年の時の担任がやってきた。
そこで、ゆんちゃんの世話をしてほしいと頼まれた。
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ゆんちゃんとは高校でも違うクラスになり、私は同じクラスの人たちと絡みたい。
本来自身も入院しているような日に迎えた入学式。
「私がどんな思いで…」ってどす黒い感情に取り憑かれてた。

先生に「ごめんなさい」「できません」と振り絞って言うと、先生は言葉少なに怒ってた。
その先生は私の手術の事なんか知らなくて、ゆんちゃんと毎日一緒に笑ってた私しか知らない。

そんな先生の驚きと怒りの交ざった表情も含めて、振り返ればあの時明確に「見捨てたんだ」って思います。
今思えば大事な友人なんてそんなに居なくて、クラスで居心地良く過ごせるかどうかなんて後の人生に大して影響しない。

ゆんちゃんと何気なく会話をしてる夢をみて、元気してるのかなって思ったけども連絡手段もない。唯一知ってる中学時代メールを交わしてたホットメールのアドレスに、「元気?」を送るのもなんか怖いんですよね。

メールが届けば自分の罪と向き合わないとだし、メールが届かなければ多分ヘコむ。

ゆんちゃんは高校2年を迎える前に退学しました。
それを自分のせいって考えるのは自惚がすぎるけども。
その後共通の知人を介して遊んだりしたけど、お互い直接誘い合ったりは無くもう10数年。

最後に遊んだ時に「お前が居なかったら友達1人も居なかったと思う」って言ってくれて嬉しかった。
どこかで元気にやっててほしいな。心底。


今も結局自分のお世話に忙しくて、人との繋がりを無下にしてるって感じるけど、これから新しい環境に行っても一緒に働いた大事な仲間とはつながってたい。
連絡無精なんでほんと絡んでくれ。誘ってくれ。

副業は程々に、新天地で全力疾走して、ご縁を大事にして、より良い未来作ってこうと思います。