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作品作りと遠回り

作品作りと遠回り

絵を描いて、人に見せる。
そんな大好きだったはずの事が
大学に入った頃には苦痛になってました。

それからまかり間違って
グラフィックでお給料をもらうようになって、
周囲のレベルの高さに自分がなさけなくて。
なのに「私はこんなもんじゃねえ」ってアホみたいなプライドは持ってて。

うん、アホでした。
最終的には「人のせい」発動してました。

できれば16~18歳くらいで
「自分はこうやって生きていく」って決めて
そこに向かって活動やら勉強やらしてたかった人生だったけど、
虚栄心で走った時間も何ら無駄じゃない。
はず。

通学が条件になってる資格の一つくらい
意識的にとってればなお良かったんだけど、
未だ自分の人生決めらんないんだから
10代のとまるには本当ムリゲー。

「描くべきものがわからない」に対し、
「描きたいもの描けばいい」とか言われ続け、
「描きたいとかねーよバーカーバーカ」って思ってた日々。

paint_ex001
うっかり描いた大学時代の作品
2010 acrylic on canvas

でもそういうのもホント無駄じゃない。
今一緒に働く人の
「やりたい事とかわかんない」
とか
染みるようにわかりますしね。
残念ながら「こうしたら良いよ」は
まだ伝えられないんだけど。

そんでもって絵を構成する上で必要とされた
・人に見せ説明をする
・手順を考え効率的に組み立てる
ってのは作品作りに限らず役立つ事のようで。

今だと内装考えてる時なんか、
導線・設備の利便性やら、
ビジュアル面と予算の兼ね合いやら、
備品納品時期/工期と設えの日取りやら、
脳みそパンパンなレベルで要素が絡み合うけど、
なんとなーくなんとかやれてるもんね。

space001
ほらうちの子可愛い(自画自賛)

だから私個人としては、
ちょっと人と違う自分で居たい事も、
「ザ・進路」から外れる事も、
ぜーんぜん10代として問題ないと思います。

間違う事で何かしら学ぶからね。
今日もご飯が美味しいよ。

文末となりますがお父さんお母さん。

金ばっかかかる娘でごめんなさい。